Go言語（golang）は、シンプルで効率的なプログラミング言語として、近年ますます注目を集めています。
YouTubeやメルカリ、クックパッドなどの大手企業のサービス開発にも使用されている実力派の言語です。この記事では、Go言語の特徴や使える場面、メリット・デメリット、そしてその将来性について詳しく解説します。
Go言語は、シンプルな構文である上に「誰が読んでも分かるようなプログラムを書きやすい」という大きな特徴があります。そのため、エンジニア複数人で並行してコーディングが行いやすいことから、「規模の大きいシステム開発に最適な言語」と言われています。
処理速度が速いという利点もあるので、チームとして多数のエンジニが同時にコーディングするような大規模プロジェクトに適しいることが、Go言語の大きな利点と言えるでしょう。
■□■□プログラマーなどITエンジニアを目指しているならIT業界専門転職サイト「Javaキャリ」が最適！完全無料の会員登録はこちらから■□■□
Contents [hide]
Go言語（golang）とは
Go言語（通称golang）は、Googleが2009年に発表し2012年にリリースしたプログラミング言語です。特徴は、シンプルでありながら処理速度が速い点にあります。そのため、Go言語は大量のデータ処理や高速なレスポンスを求められるアプリケーションに最適です。
Go言語は、YouTube、メルカリ、クックパッドなど、世界的に有名な企業やサービスで採用されており、その信頼性と実績は非常に高いです。シンプルな文法に加え、コンパイルが速いため、開発効率も非常に高く、現場での利用が急増しています。
Googleが2012年にリリースしたプログラミング言語
Go言語は、Google内で発生するさまざまな課題を解決するために作られた言語ということもあり、大規模なシステムを支えるために設計されています。
Go言語（golang）を使ってできること
Go言語は汎用性が高く、さまざまな分野で活躍できます。主な用途は以下の通りです。
- Webサービスの開発
シンプルで大規模なWebアプリケーションの開発に適しています。処理速度が速いため、高トラフィックのWebサービスに向いています。
- スマートフォン向けアプリやゲーム開発
iOSやAndroidアプリ、さらにはゲームのバックエンド開発にも活用されています。高いパフォーマンスを発揮し、シンプルなコードで効率よく開発が可能です。
- ドローンやロボットなどのIoT
IoT関連のデバイスやロボットの開発でもGoは注目されています。軽量で並行処理が得意なため、リアルタイムなデータ処理が必要なデバイスに適しています。
Go言語（golang）のメリット・デメリット
Go言語はその特徴から、さまざまなメリットがありますが、デメリットも理解しておくことが重要です。以下で詳しく見ていきましょう。
Go言語（golang）のメリット
Go言語のメリットは次の通りです。
文法がシンプルで初心者にもわかりやすい
Goは、C言語やPythonに似たシンプルで読みやすい文法が特徴です。学習コストが低く、初心者でも比較的早く習得できます。特に、独学でプログラミングを学んでいる方にも取り組みやすい言語です。
処理の実行速度が速い
Goの大きな特徴は、その高速な実行速度です。コンパイルが非常に速く、実行時のパフォーマンスも高いので、大規模なシステムやリアルタイムアプリケーションに向いています。
並行処理・並列処理が得意
Goの最大の強みは、並行処理や並列処理を簡単に扱える点です。Go言語では「goroutine」と呼ばれる軽量スレッドを使用し、並行処理を非常に効率的に実行できます。
メモリの安全性が高い
Goではガベージコレクションを採用しており、メモリ管理が自動で行われます。これにより、プログラマがメモリの解放を手動で管理する必要がなく、メモリ関連のバグを減少させることができます。
標準ライブラリが豊富
Goは、標準ライブラリが非常に充実しており、Web開発やシステムプログラミングに必要な機能が標準で提供されています。このため、外部ライブラリに依存することなく、効率的に開発を進められます。
Go言語（golang）のデメリット
Go言語（golang）のデメリットは次の通りです。
コードの「継承」ができない
Goではオブジェクト指向プログラミングにおける「継承」の概念がありません。これにより、クラスベースの継承を使うプログラマーには少し違和感があるかもしれません。ただし、Goでは「インターフェース」を使った柔軟な設計が可能です。
例外処理ができない
Goには伝統的な例外処理（try-catch）がありません。代わりにエラーハンドリングを明示的に行う必要があります。例外処理ができないことでエラーの取り扱いが厳格になるため、プログラムが安定しやすい反面、コードが冗長になることがあります。
Genericsが不足している
Genericsとは、さまざまなデータ型で動作する関数やデータ構造を書くことができるプログラミング言語の機能のことです。Goは長らくGenerics（ジェネリクス）に対応していませんでしたが、最近のバージョンではGenericsのサポートが追加されました。それでも、他の言語に比べると実装がやや不完全であり、この点がデメリットとして挙げられます。
仕様変更に対応しにくい
Goはシンプルさを重視しているため、新しい機能が追加される際に、既存の仕様との互換性を保つのが難しくなることがあります。これにより、仕様変更が発生する場合があります。
Go言語（golang）は就職や転職に役立つのか
Go言語は、急速に普及しているプログラミング言語の一つです。特に、Web開発やクラウドインフラの構築、システム開発などの分野では、その強力なパフォーマンスが高く評価されています。
Go言語の導入企業が増加している
Goはマルチプラットフォームに対応しており、WebサービスからIoT、さらにはクラウドインフラの開発に至るまで、汎用的に利用されています。そのため、Goエンジニアの需要は年々増加しており、多くの企業がGoを導入しています。
Goエンジニアの年収
Goエンジニアは、年収ランキングでも他の言語のエンジニアを上回ることがあります。2024年のStack Overflow Developer Surveyの「最も収益性（平均給与）の高い技術ランキング」ではGoが$76,433で円に換算すると、1180万円相当です。Pythonの平均給与は$67,723で、1050万円相当と比較してみるとGoの市場価値が高いことがわかります。
未経験でもGoエンジニアになれるか
Go言語のシンプルな文法は、未経験者にとって学びやすいという大きな利点です。しかし、Goを独学で学ぶのは難易度が高い場合もあるため、プログラミングの基礎がある程度できている方が有利です。もし独学に不安がある場合は、Javaキャリのような若手エンジニア向けの求人サービスを活用するのも1つの手です。
Go言語（golang）の学習方法
Go言語（golang）の学習方法について解説します。
学習サイトを活用する
Go言語を学ぶための優れたリソースとして、以下の学習サイトがあります。これらのサイトでは、初心者向けから上級者向けまで、幅広い内容がカバーされています。
公式の書籍で、Goの基本から応用までを学ぶことができます。シンプルでわかりやすい解説が特徴です。
Go言語の公式チュートリアルで、インタラクティブにGoの基本を学べます。実際にコードを動かしながら学べるため、理解しやすいです。
UdemyにはGo言語の講座が多数あり、ビデオ形式で学べます。初心者向けから応用技術まで豊富なコースが揃っており、独学で学ぶにはぴったりの教材です。
プログラミングスクールで学習する
独学が難しいと感じる方には、プログラミングスクールで学ぶのも一つの選択肢です。プログラミングスクールでは、現役エンジニアから直接指導を受けることができるため、わからない部分をすぐに質問でき、挫折しにくい環境が整っています。
Go言語（golang）は将来性の高い言語として注目されている
Go言語は、非常に多くの場面で活用される可能性を持つプログラミング言語です。もし「ITエンジニアとしてのキャリアを築きたい」「将来性のある技術を学びたい」と考えているのであれば、Go言語は最適な選択肢といえるでしょう。Javaキャリなどのサポートを活用し、Go言語のスキルを身につけ、エンジニアとしてのキャリアを一歩進めてみてください。
