なたがもし「プログラマーを目指しているけど、大丈夫かな・・・?」と不安に関しているなら、まずはプログラマーという職種の人がどんな性質や生態を持っているか知るところから始めましょう。
プログラミング言語を駆使して世の中のさまざまなサービスを生み出すプログラマーには、専門的技術に関することでもそうでないことでも、経験者なら誰しも深く頷いてしまうようなシチュエーションや言動、悩みなど、いわゆる「あるある」がたくさん存在します。
プログラマーあるあるを知れば、プログラマーという職種に対する理解が進み、理想のプログラマーに向けて踏み出す一歩にもなるでしょう。
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Contents
プログラマーあるあるとは?
プログラマーとは、プログラミング言語を用いてWebやシステムなどのサービスを作る職種です。そしてプログラマーあるあるとは、経験者であれば「あるある!」と深く頷いてしまう、そんなプログラマーならではのシチュエーションや言動、悩みのことを言います。
基本的に一日中パソコンと向かい合って働いているため、コミュニケーションが苦手、口数が少ないといった印象を持たれることの多いプログラマーは、非プログラマー・非エンジニアの人にとって謎の多い職種の一つかもしれません。プログラマーの多くはパソコン操作やコーディング、業務の進め方に独特のこだわりがあり、だからこそついついやってしまう癖や考え方など、一種の職業病的な習性を持っているのです。
プログラマーあるあるを知れば、プログラマーの特徴や特性、どんな人がプログラマーに向いているかという理解が深まります。
プログラマーの種類
ひとくちにプログラマーと言っても、開発する分野や対象、プログラミング言語などの違いによってさまざまな種類が存在しています。
一例をあげると、以下のような種類があります。
- Web系プログラマー
- アプリケーションプログラマー
- ゲーム系プログラマー
- 組み込み系プログラマー
- 汎用系システムプログラマー
- セキュリティ系プログラマー
- オープン系プログラマー
- 通信系プログラマー
Web系やアプリケーション、ゲーム系プログラマーは、今とくに需要が高まっているプログラマーの種類です。プログラミング言語やスキルの習得が比較的容易で、独学やプログラミングスクールを経て異業種から転職する人が増えています。
組み込み系や汎用系、セキュリティ系などは専門性の高いプログラマーであり、ソフトウェアだけでなくハードウェアやサーバー、通信機器などに関する深い知識や認識が求められます。
プログラマーあるあるをご紹介
ここでは、プログラマーなら誰もが共感して頷いてしまうプログラマーあるあるをご紹介します。
全角エラーに悩む
プログラミング言語で使用するのは半角英数字を使用したシングルバイト文字のため、間違って日本語入力で全角文字を入れてしまった場合にはエラーになります。半角スペースと全角スペースなど、使用するエディタによっては見分けるのが難しく、エラー原因を探して延々悩むことがあるのです。原因を見つけて「こんなことで何時間も・・・」と身体の力が抜けていくまでがワンセット。
スペルミスに気が付かない
プログラミングのコンパイルは、言語の文法的なミスは教えてくれますが、スペルミスを教えてはくれません。そのため、リリース後に恥ずかしいスペルミスが発覚する・・・なんてこともしばしばあります。他者のコーディングにスペルミスを見つけると「うわ~恥ずかしい」とニヤニヤしてしまうし、自分のスペルミスに気づいたときは顔から火が出るほど恥ずかしくなります。
バグがないと不安になる
プロのプログラマーとしてコーディングを行っているので、「テストをしてみたけどバグは出なかった」という状況は本来であれば喜ばしいことです。しかし実際、そういう状況になるとプログラマーの心の中は穏やかではありません。「そんなはずはない」「絶対に何かバグがあるはず」とムキになって何度も何度もテストを繰り返してしまったりします。多くのプログラマーは本番リリース後にバグが見つかって真っ青になった経験を持っており、「テストでバグが出なかったから大丈夫」とは到底思えないのです。
パソコンに詳しいと思われている
プログラマーやシステムエンジニアなどはパソコンに関わる仕事をしているせいか、機器の調子が悪かったり壊れた際に「ちょっと見てくれない?」「直して」などと無茶ぶりをされることがあります。また、プログラマーはパソコンを使って何でもできる「魔法使い」だと勘違いしている人も多く、「できません」と断るとひどくガッカリされ、なぜかプログラマーが理不尽な気持ちになることもあります。
独り言が多い
一日中パソコンと向かい合って一人で作業をしているため、プログラマーは独り言が多いものです。バグが起こったときに「ええ~?なんで?」、閃いたときに「そうか!」、悩んでいるときに「う~ん・・・」など、誰もいないのに誰かと話しているようなことを口に出しています。
夢の中でコーディングをしている
一種の職業病ですが、いつでもどこでもコーディングをしているのもプログラマーあるあるです。夢の中でも職場でコーディングしていて、バグの箇所を唸りながら探していて目が覚める、なんてこともあります。起きたとき、夢か現実か分からなくてパニックになるとか、ならないとか・・・。
他人が書いたコードは触りたくない
コードはプログラマーが頭の中でロジカルに処理を組み立てて出来た生成物です。通常の会話と同じように書き癖や特徴があり、こだわる箇所はプログラマーによって異なります。そのため、プログラマーは他人が書いたコードには極力触りたくないと思っています。仕方なく手を加えなければならない場合にはきっちり修正履歴を残し、「ここ以外は直してないから!」と予防線を張ったりします。
分からないことはGoogle先生に聞く
「技術のことなら何でも知っている」と思われがちなプログラマーですが、実は知らないことがたくさんあり、コーディングの際にはGoogle検索を頻繁に使用しています。検索すればとりあえず必要な情報が手に入ることから、敬意をこめて「Google先生」などと呼ぶこともあるほどです。そのため、よく調べず軽く質問してくる人に対しては、心の中で「ググれ!」と叫んだりします。
システム障害の報道に複雑な気分になる
日常的にプログラミングを行っているせいか、全く関係ないシステム障害の報道を見ると不思議な気持ちになります。自分じゃなくてよかったという安堵とともに、「担当の人、今日は帰れないよね・・・かわいそうに・・・」と自分のことのように同情の気持ちが沸き上がってきます。同じように、長期連休などでシステムメンテナンスを行うお知らせを目にすると、「ああ担当の人、休みないんだ・・・気の毒に」となぜか切ない気持ちになります。
インデントが深すぎる
プログラミング言語によって処理の記述方法は異なりますが、処理や行が変わるたびにインデントを繰り返しているために、メイン処理がとてつもなく深くなってしまうことがあります。深すぎるインデントはコードレビューがしにくく、他人のコードでインデントが深かったりすると腹立たしい気持ちになります。
コーディングより調べている時間の方が長い
プログラマーはプログラミングやソフトウェアに関する知識を持っていますが、技術は日々進化しており、業務の中で知らないこと、初めて目にすることも多くあるものです。にわかな知識でコーディングをしていても非効率なので、本質的な部分だけでも理解しようと試みた結果、予想以上に時間がかかってしまった・・・というのはよくある話です。調べた後でいざコーディングをしたら、一瞬で終わってしまい、「あの時間は何だったの!?」と落ち込んだりします。
定時退社に罪悪感を感じる
プログラマーやエンジニアは残業するのがある意味「当たり前」になってしまっているところがあります。そのため、たまに業務が早く終わったりして定時退社する際に、残業している人たちに申し訳ない気持ちになってしまうのです。用事があって定時退社する際には、逃げるように職場を後にすることもあります。
いろいろあるがプログラマーは魅力ある仕事
ご紹介しているプログラマーあるあるを読んで、「プログラマーってなんだか大変そう・・・」と不安に感じた人もいるかもしれません。
しかし、そんな習性やシチュエーションさえも笑って楽しめるのがプログラマーという専門職の魅力でもあります。自らの技術によって世の中に認められ、ものづくりができる喜びと、関わったプログラムやサービスが多くの人に利用され、役に立ち、そして感謝される感動は、何にも代えがたい体験です。
そのうえ最先端の技術や知識に触れられ、目に見える形で自分の成長が分かるプログラマーは、数ある職種の中でも魅力ある仕事と言えるでしょう。
まとめ
経験者なら誰しも納得してしまうプログラマーあるあるをご紹介しました。
既にプログラマーとして活躍している人はクスッと笑ってしまったり、「ああ自分だけではなかったのか」とホッとした人もいるかもしれません。またプログラマーを目指している人にとっては、「どうしてそんなことになるの?」と不思議に感じたかもしれません。
プログラマーあるあるは、プログラマーであれば必ずと言っていいほど起こり得ることばかりです。そのため、ここで覚えておけば将来プログラマーとして働き始めたとき「あー!このことかあ!」と気づくことになるでしょう。あるあるに多く遭遇しているということは、言い換えればプログラマーとして経験を積み、成長しているという証なのかもしれませんね。