「エンジニアとして年収アップのために転職はすべき?」
「エンジニア転職を有利に運ぶために身につけておくべきスキルは何?」
「自分の市場価値を把握するにはどうしたらよい?」
転職を検討しだすと、様々な疑問がエンジニアの皆様の中で湧き出てくるのではないでしょうか。
本記事では、転職を成功させるためのエンジニアの皆様に知っていただきたいポイント・転職時に求められるスキル・転職失敗する原因や、転職時にアピールポイントを探すためやご自身の市場価値を把握するのに役立つ「スキルマップ」に関する情報、転職することで得られるメリットなどについて解説させていただきます。
ご覧いただければ、これからの転職を有利に進めるヒントとなる内容ですので、ぜひ最後までお目通し下さい。
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Contents
エンジニアが転職時に求められるスキル5つ
エンジニアとして有利に転職を進めるためには、転職時に「何求められているか」を把握し、アピールポイントに転換することが大切です。転職時にエンジニアに求められる代表的な5つのスキルは以下になります。
- プログラミングスキル
- コミュニケーションスキル
- マネジメントスキル
- 英語力
- 幅広い知識
プログラミングスキル
新しい言語が生み出され続けるプログラミング言語、エンジニアとして開発するのに欠かせないものですから、新しい言語も積極的に身につけているエンジニアであれば即戦力として求められます。今後トレンドとなりそうな言語を中心に積極的に習得しましょう。
コミュニケーションスキル
エンジニアとして円滑な開発を遂行するためには、チームワークへの配慮も重要。自分の業務だけでなく、周りを見て動く、全体が円滑に進むようなコミュニケーション能力があるエンジニアは上級職としての雇用も検討されやすくなります。
マネジメントスキル
チームメンバーとして働く上でも役にたつマネジメントスキルですが、自分の業務のマネジメントだけでなく、チームとしてのマネジメントスキルもあると雇用の幅が広がります。リーダー職候補として、更に上級職としての雇用も視野に入るため、転職を有利に進めていくことができるでしょう。
英語力
グローバルビジネスに対応しなければならない案件への参画も可能になる、というだけでなく、外資系企業やこれから海外へのアウトソーシングを検討している企業にとって魅力的なのが、英語力のあるエンジニアです。
現地と日本国内のコミュニケーションの橋渡し役としても、現地における調整役としても動ける人材として、転職を有利に進めていくことが可能です。
幅広い知識
プログラマーとしての経験がないエンジニアよりも、プログラマー経験のあるエンジニアのほうが現場で重宝されます。また、上流工程でどのようなことが行われているか知っているからこそできる動き方もありますから、知識の幅の広いエンジニアは転職時にも有利です。
また高いスキルの有無だけでなく、業界経験が狭いよりも広いエンジニアは様々な案件に即戦力として投入できるとあって、転職時にも有利に働きやすいでしょう。
オープン系しかできない、汎用系しかできない、と限られたスキルよりも、様々な分野で使える言語スキルの保有者も求められています。
スキル不足のエンジニアが転職に失敗してしまう原因
スキル不足が原因で、エンジニアが希望を叶えた転職に失敗するケースの原因も把握しておくと、ご自身の転職成功率をあげられます。以下が失敗の原因となっていることが多くあるため、詳しく見ていきましょう。
- 自身のスキルや能力が整理できていない
- 企業が求めるスキルや言語を習得していない
- 自身のキャリアプランがない
自身のスキルや能力が整理できていない
自分にどのような能力があるのか、どの程度のスキルを保有しているのか、一般的な尺度と比較して把握しておくことで、「自分の強み」としてアピールすることができます。
転職検討時にはどのような希望があるのかとあわせて、自分のスキルや能力レベルを把握しておきましょう。
企業が求めるスキルや言語を習得していない
求人を出している企業は、それぞれにどのような人材を求めているかを募集要項に記載しています。また募集要項以外にも、ホームぺージで自社のビジョン・モットー・開発内容など掲載されていることがほとんどです。ホームページをチェックし、「この企業はこういう人材を欲している」というポイントを抑え、自身に見合うスキル・能力があるのか分析しましょう。
自身のキャリアプランがない
ただ「転職しもっと高い給与を得たい」、というだけでは面接時にアピールもしづらく、企業からみても必要な人材であるとは判断されないものです。
「今後どのようなエンジニア生活を送りたいのか」ということから、具体的に「3年後にはこのラインに到達しておきたい」、「5年後はこう、10年後にはこのようなエンジニアになれるよう、こういう経験を積んでおきたい」といったビジョンを持っておくことをおすすめします。
キャリアプランを明確にすることで、転職を含めて自分がこれから習得しておくべきスキルは何か、どんな開発経験を積んでおくべきかも把握できます。
エンジニアがスキル以外で転職時にアピールするべきこと
転職時の面談などで、スキル以外でも自分のアピールポイントがあるかないか、で面接官の印象も大きく左右されます。どのようなアピールポイントがあるか、有効なものをご紹介します。
- 学び続ける意欲と姿勢
- 興味関心を仕事に活かすことができる
- 数字への意識を持っていること
学び続ける意欲と姿勢
「現状保有しているノウハウ・スキルに満足しきっている」と判断されてしまうと、”将来性にかける”と認定されてしまいかねません。当然これはマイナスイメージです。
IT業界は日々進化しており、将来的にも進化し続けることでしょう。新しい言語の習得や、開発スキル、マネジメントスキルなど自身にとって必要なものを習得していく意思があるか、ある場合にはどのような方法で習得しようとしているのかを伝えることも有効策。毎日2,3時間勉強するほどハングリー出なくても構いません。「休日に書籍やWebで勉強しています」、「このような技術スキルを身につけたいので、セミナーを見つけて参加しています」といったものでも良いので、アピールできるポイントとして伝えられる準備をしておきましょう。
興味関心を仕事に活かすことができる
ITエンジニアとしてだけでなくても構いませんので、仕事に活かせる可能性のある興味や関心に対する姿勢を伝えられると好印象です。
「日常的に”この人はこういうところに難儀している、自分だったらどのようにサポートできるか”ということを考えながら過ごしています」といったものでも良いので、開発スキルのみでなく、エンジニア視点に立ったアピールポイントを探っておくのもおすすめです。
数字への意識を持っていること
どのエンジニアの職種であっても上を目指していくと、技術を突き詰めるか、マネジメント側に立って管理していくか、どちらかの道に進むこととなります。
どちらにしても、数字を意識しているエンジニアと、そうではないエンジニアでは開発に対する視点や動き方も変わり、企業としては数字を意識して動けるエンジニアを好む傾向が強いもの。マネジメント能力の有無だけでなく、自身の管理スキルとしても数字を意識することは重要だからです。
時間・成果のほか、お金に対する意識を強く持っているエンジニアのほうが転職には有利といえるでしょう。
エンジニアが転職するメリット
エンジニアが転職することで得られるメリットは、大きく以下の2つがあげられます。
- スキル不足が解消される
- 年収アップが期待できる
スキル不足が解消される
企業により特色がある以上、エンジニアとして経験できる案件にも偏りが生じてしまいます。幅広い開発経験を得る、自社では経験できない開発スキルを身につけるということは転職せずには叶わないケースも多いでしょう。
転職し違う企業に属すことで、それまでとは異なる開発スキルを身につけ、異なる業界でのシステム開発経験ができることもあります。経験できることから逆算して転職先を探すことはキャリアプランを実現していくうえでも重要です。
年収アップが期待できる
エンジニア転職することで年収が向上するケースは多くあります。ITエンジニアの平均年収や年収相場はどのくらい?年収アップ転職の方法を解説|リクルートエージェントによると、2021年以降転職したことで年収アップを叶えたケースが増加しています。
これは「前職と比較し1割以上年収が増加した転職者」をターゲットに行った、調査の結果でここ10年ほど右肩上がり(2019年は停滞傾向であった)だった状況下でも40%近い転職希望者が年収アップしています。
近年騒がれているDX化対応で「情報システム部門は売上を拡大させられる部門」と認定する企業が増えました。これによりエンジニアの市場価値が上昇し、給与相場そのものも上がってきているのです。
また、新卒で入社した会社では1年ごとに年収がUPする可能性があっても給与相場と比較すると低いままに収まっているケースも多いですが、転職することで現状の相場と自身のスキル次第でより年収アップさせられる可能性は十分あります。
エンジニアのスキルアップ方法
転職を有利に進めるため、また自身の思い描くキャリアプラン実現のためにも、エンジニアとしてスキルアップすることは必須です。スキルアップのためにどのようなことができるか、見ていきましょう。
- 自身のスキルレベルを可視化
- 不足しているスキルを強化
- 新しいスキルを習得
1.自身のスキルレベルを可視化
スキルアップのためまずしておきたいのが、自分のスキルの棚卸です。単純にどのようなスキルがあるのかを把握するだけでなく、ご自身のスキルレベルがどの程度あるのか把握できると理想的。
「自分のスキルのレベルって良くわからないな…」という方には、スキルマップを作成してみることをおすすめします。
スキルマトリックスと呼ばれることもあるスキルマップとは、企業内でも「従業員のスキル管理・人材育成」のために活用されている表のことです。
エンジニアとして必要なスキルを洗い出し、それら1つ1つに対して4段階で表記します。「1:補助ができるレベル」「2:指導を受けながらできるレベル」「3:単独でできるレベル」「4:指導できるレベル」の4段階で、自分が保有しているスキルを可視化でき、また不足している、更にスキルを向上させるべきものは何かを把握しやすくなるでしょう。
無料テンプレートやテンプレートのひな形を紹介しているサイトもあるので、自分で0から作成するのは難しい場合には流用すると効率的にスキルマップを作成できます。
2.不足しているスキルを強化
スキルマップを作成したら、「自分に足りていない部分は何か」を探しましょう。転職を有利にするため、だけでなく効率的にスキルアップ、新しい技術の習得をする上でも役に立ちます。
足りない部分が見えてきたら、重点的に習得率を高めていきます。
3.新しいスキルを習得
市場価値の高いエンジニアと評価されれば、転職も大幅に有利になります。不足している部分を補った上で次にしたいのは「新しい技術を習得する」「未経験であった技術を習得する」こと。
特に開発現場においては、日々新しい開発言語が生み出されていること、トレンドに対応できる開発言語スキルを保有していることは評価されます。
今のトレンドに見合うスキルがない場合には、積極的に習得しましょう。
エンジニアとして転職を成功させるにはさまざまなスキルを磨くことが大切
エンジニアとして長く活躍していくためには、適宜転職が必要になることもあります。転職することで、今までの環境では経験できなかった開発経験を積み上げ、新しいスキルを習得していくこともあるでしょう。
また転職することで年収がアップする傾向は、ITエンジニアは特に強いのも特長です。年収UPを含めた希望を叶える転職を実現するため、自分の現状と補うべき部分を可視化できる「スキルマップの作成」をおすすめしました。
スキルマップを作成することで、アピールポイントとなる部分も見えやすくなり、自身の市場価値を正確に判断できるようにもなります。不足する部分を強化し、立てたキャリアプランの実現のため、必要な新しいスキルを習得することも重要です。
エンジニア転職成功に向け、こちらでお伝えした内容を活用いただけましたら幸いです。
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