ITベンチャー企業への転職を検討する際、知っておきたい「求められる人物像」や「企業としての特色」についてまとめました。
大手企業との違いは、業務内容だけではありません。働き方や求められる人物も大きく異なります。知らずに転職活動をしても、思うような成果が得られないでしょう
ITベンチャー企業に求められる人物像であることをアピールするため、また自分がITベンチャー企業にあっているか判断いただける情報ですので、ぜひ最後までお付き合いください。
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Contents
ITベンチャー企業とは
ITベンチャー企業とは、独自のIT技術や製品・サービスを活用し、IT企業としての成長を目指すIT業界の企業を指します。中でも、「メガベンチャー企業」と呼ばれる企業は、大企業へと発展したベンチャー企業を指す呼称です。
スタートアップ企業との違い
ベンチャー企業とスタートアップ企業は混同されやすいですが、明確な違いはスタートアップ企業はベンチャー企業以上に、短い期間で急激な成長を狙い、革新的なビジネスを展開している企業であるという点にあります。
スタートアップ企業はベンチャー企業以上に革新的であることを追い求める企業と覚えておくとよいでしょう。
ITベンチャー企業と大手企業の働き方の違い
ITベンチャー企業と大手企業の働き方として大きな違いは、ベンチャーが「即戦力・個人の成長力」を重視するのに対し、大手企業は「チームとしての協調性・コミュニケーション能力」を重視している点にあります。
企業として重んじる部分が異なるため、求める人材像にもこのような違いがあるのです。
ITベンチャー企業に転職するメリット・デメリット
ITベンチャー企業に転職するメリット・デメリットについてまとめました。
メリット
ITベンチャー企業に転職するメリットは以下があげられます。
- 主体性をもって働ける
- スキルや経験の幅を広げられる
- 若くても責任のある業務を任されやすい
- フラットに意見を聞き入れてもらいやすい
- 企業の成長段階に業務に携われる
「スキルを存分に発揮し、評価を受けたい」・「自分の目指すキャリアに向かって新しいチャレンジも積極的にしていきたい」と考える方にとって、ITベンチャー企業に務めると多くのメリットが教授できます。
デメリット
ITベンチャー企業に転職することのデメリットも見ておきましょう。
- 人材育成に力を入れる余裕がない
- マニュアルや指示に頼れない
- 前職より年収が下がることがある
- 従業員が少ない場合、業務量が多くなる
- 環境の変化が大きく柔軟性応が求められる
ITベンチャー企業は、個々人の成長力を重視し、能動的に動ける人材を募集しているため、企業として個人の成長を後押しすることを重視しないケースが多くあります。
また、仕事の進め方についても効率よく進めるため、マニュアル化されていないケースも多いでしょう。こういった面も含め、環境変化が大きく、フレキシブルに自分で考えて動くことが得意ではない場合、苦痛に感じることもあるかもしれません。
ITベンチャー企業が募集する主な職種
ITベンチャー企業で募集される主な職種は以下です。
エンジニア
エンジニア職については、上流工程を自社対応し、開発以降は下請け企業に委託するという大手企業のやり方との違いが大きい職業として認識する必要があります。ITベンチャーでは全行程を自社対応するケースが多いため、幅広い業務経験・知識を身に着けられます。
企画
ITベンチャー企業では、独自サービス・システム・商品を開発し販売することに重きを置いています。そのため企画力のある人材は需要が高いのも特徴です。魅力的な企画を立案できる、そのうえで的確なPR活動ができ戦略的なマーケティングを打ち出せるとより需要が高まるでしょう。
営業
新規顧客を開拓し、自社製品の売り上げにつなげるのもITベンチャー企業で重要なポジションです。自社商品・システムがどのようなもので、見込み顧客にとってどのようなメリットがあるかなど、ビジネスレベルで紹介し売り込まなくてはならないため、IT知識も求められる職業です。
マーケティング
自社の成長につながる商品はどのようなものがあるか、どのように販促(Webマーケティング)していけばよいか、などを市場調査し収益向上につなげるために重要なポジションです。市場調査する際に、ITに関する知識もある程度必要です。
Webデザイナー
Webデザインだけでなく、広告や製品・サービスのUX/UIデザインなど手広く担当するケースが多いのもITベンチャー企業ならではの特色です。
ITベンチャー企業が求める人材
ITベンチャー企業が求める人物像は以下です。転職時の自己PRに活かせるポイントを探っていきましょう。
好奇心がありチャレンジ精神のある人
新しいもの、革新的なもの、他社と圧倒的に違うものを生み出すためには、こうした人物が好まれます。
即戦力につながる知識・技術のある人
社員教育してから実務経験を、という大手企業と異なるITベンチャー企業では、即戦力になるスキル・ノウハウのある人物が求められます。
実行力がある人
理論値だけでなく、実行力・行動力で示せる人物はITベンチャー企業で求められる人物です。
柔軟な対応が苦にならない人
業務の進め方をはじめ、さまざまなポイントで柔軟性が求められるのがITベンチャー企業の大きな特色です。決まったルーティンをこなしたい、マニュアルがないと不安、という方には苦痛が伴う職場でしょう。
チームワークを大切にできる人
個人の成長力・技術力を重視しつつも、企業として成長するにはチームワークも欠かせません。
ITベンチャー企業の選び方
転職先となるITベンチャー企業を選ぶ際には志望動機を明確にした上で、以下を確認すると自分に合った企業を見つけやすくなります。
ミッション・ビジョン
ITベンチャー企業はそれぞれの企業カラーを色濃く意識しているケースが多いため、共感できるミッション・ビジョンを掲げている企業を選びましょう。
ミッション・ビジョンに共感できないと、企業が成長できたとしても、望んでいたような方向性ではない可能性がありますので、しっかりと確認しておきましょう。
事業内容
長く安定的に勤めることができるか、という観点では事業内容に将来性がある企業を選ぶのが重要です。また、仕事内容についても自分自身も成長できる内容なのかを確認しておきましょう。
社長・役員
社長や役員など上層部の経歴・実績とあわせ挨拶など掲載されている場合はぜひ確認してください。企業規模が小さい分、上層部の考え方や示す方向性に沿うことが苦痛に感じられそうであれば、避けておくのが無難です。内定をもらったとしてもお断りしたほうがいい場合もあります。
社風
どのような社風なのかを確認することも重要です。自分のモチベーションを保てる社風か、自分がそこに身を置き成長していけそうか、を判断しておきましょう。
ITベンチャー企業に転職するポイント
ITベンチャー企業に転職するポイントも見ておきましょう。
技術力や知識、スキルが活かせるか
自分のスキル・ノウハウ・知識が生かせると、モチベーションも保ちやすく、成長につなげていきやすいです。
ベンチャー企業に向いているか
ここまで解説したITベンチャー企業について理解したうえで、ご自身の考え方、希望する働き方、将来的なビジョンにあっているか検討しましょう。
企業が求める人材に当てはまるか
ITベンチャー企業が求める人物像にはまらない場合、転職活動が難航しがちです。他社も含めて転職活動すべきか検討してみて下さい。
注目されているベンチャー企業
ベンチャー企業として有名な企業をご紹介します。おそらく、聞いたことがある企業もあるでしょう。
Peatix株式会社
多様性やワークライフバランスを大切に働ける社風で、国内外多くのユーザーに支持されるサービス提供中
株式会社タイミー
直感的な操作で利用できるワークシェアリングサービスを展開し、新サービスも積極的にリリースしている
株式会社ヤプリ
企業課題を解決するクラウド型アプリ開発プラットフォームを提供し、累計40億円の資金調達にも成功している
BASE株式会社
Eコマースプラットフォーム・オンライン決済サービスなど提供し、世の中の経済活動の自由化を目指している
株式会社SmartHR
クラウド人事労務ソフトを提供し、累計82億円の資金調達に成功。さらなる事業拡大を目指している
株式会社ミラティブ
スマホゲーム配信者数日本一のゲーム実況アプリを提供し、新サービスも積極的にリリースし続けている
株式会社TRUST
「ベストベンチャー100」に選出され、建築測量・空間デザイン・リニューアルと幅広く建築×ITで成長中の企業
株式会社Gaudiy
ブロックチェーン・IP関連に強く大手企業との提携事業も多く注目のベンチャー企業
アスエネ株式会社
誠実さ・スピード感・プロフェッショナル・最小限のコストでインパクト最大化を重視しSDGsに貢献するクラウドサービスを提供している
TURING株式会社
Webカメラのみで動く完全AI自動運転車の量産を目指し邁進中の企業
自分に合った職場を見つけてベンチャー企業で活躍する
ITベンチャー企業は、新しいアイデア・技術で挑戦中の勢いがあり、魅力も多い企業です。成長過程にある企業なため、決まった通りの動きが求められることのない職場であるケースが多く、幅広い業務経験を詰めるのも特徴です。
半面、そうした特色が苦痛に感じるタイプの方にとっては、適した転職先とは言い難いのも事実。ご自身にあったITベンチャー企業で成長を目指したい方は、求められる人物像や、特色を踏まえ、転職活動していただくと効果的なアピールになりやすいです。
また、年収についてもITエンジニアの平均年収より低く提示される可能性があります。将来的に待遇面がどうなるのか、方針など確認しておくと安心です。
もし、未経験からITベンチャー企業で働きたいという場合は注意が必要です。多くの場合ITベンチャー企業は即戦略の経験者を求めているからです。そのため、新卒の就活生はそもそも募集されていないケースも多いです。
それぞれの企業の特徴や企業カラーも踏まえ、就活・転職活動に生かしてください。
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